テーマ『自分の特技を生かしたい。』
講話者 :香川県東かがわ市倫理法人会 専任幹事
日本オランダ獅子頭愛好会 会長 中嶋一誠
【中嶋一誠 講師】
特技とはなんだろう。自分では思ったことはないけど、好きなものを続けていくことで人から特技と思われるものなのかな。そういう語りから始まった中嶋講師の講話。体罰が横行していた中学バレーボール指導者時代、体罰ではなく褒めることで伸ばすことを選択。子どもの力を発揮させる事に専念していた。その後教頭時代に金魚の師匠と出会い、金魚の奥深さを経験する。学業指導と合わせて金魚の育成を継続し、早期退職後は金魚の育成に専念する。現在では地域の人と出会いから、金魚を使った地域活性化の協力を行う。
年寄りの道楽というイメージがあるが、愛好会には若い世代も多い。これからも地域とともに歩んでいきたい。
≪感想:山口大輔≫
[中嶋様の話]
中学2.3年の担任の先生、そしてバレー部の指導者でもあった中嶋先生の25年ぶりの授業は懐かしく思った。教頭先生になって生徒とふれあえず、面白くなかった日々、早期退職を決意した気持ち、ふるさと東かがわに貢献する金魚のことを話しされました。
≪感想:松浦清貴≫
【中嶋 一誠 様】
私は全国へ(金魚)オランダ獅子頭を広めようとしている。日本人の持っている美的感覚に即して日本人が作って来た。白いホーローの水槽に入れて上から見て楽しむ金魚です。四国オランダ獅子頭普及事業として、自分の特技を生かしたい。(教員時代)丹生小学校2年間⇒大川中学校へ。情けない話、私だけあそこへ行かされる~と不安しかなかった。校長・教育長に色々聞いた。しかし大川中学校・校長先生の「三年間力を貸してほしい」という言葉に触れ、自分が出来る事、とことんやろか~。花いっぱいにしてみよう。ライオンの檻に入れられた子羊の心境でしたが。花いっぱいの校庭、ミニトラクターを買って、土曜も日曜日も明るいうちはずっと学校で作業していた。(目立たぬように、はしゃがぬ様に)部活動は、女子のバレー部を見た。全国大会に出場できるまでになった。淡路島での練習試合での経験。木っ端みじんに負けましたが、その後褒めることで生徒を成長させ、全国三位になった。花作りは多度津中学校へ視察に行き、花を勉強している人が本格的に作られているので驚く。自動散水設備を設置して30分で水遣りが出来るようにした。44歳の時教頭として大川一中へ、毎日書類造りで苦痛だった。板書もできないほど腕が上がらなくなった。翼山温泉で金魚の品評会の話を聞いた。ランチュウを分けてもらい、金魚を飼い始める。秋の品評会へ出す。その年10月全国大会で5番になった。その後⇒鶴羽小⇒白鳥中学校でバレー部を持てる人がいなかった。ユニフォームが買えなかった。ネットオークションで金魚を出して、捻出したお金で部活動の費用に充てた。その事で中嶋は副業をしていると県教育委員会に指摘される。生徒のためにやってきたことが、自分たちの立場を守るために非難され、減給処分を行ける。その事から早期退職を決めた。その後の金魚との関わりや地元東かがわ市とのかかわりなどを丁寧にご講話していただいた。
≪感想:赤山芳隆≫