テーマ『半歩ずつ。職人から経営者へ』
講話者:香川県東かがわ市倫理法人会 会員
炭火焼肉味道源 上原養敏
[上原会員の話]
ミシュランで3つ星獲得した濱田屋でのまかないや清掃などの修業時代の大変さ、兄弟子との思い出を話しされました。27歳で帰郷して翌年交通事故で生死をさまよう。それから、心も病んでいたが友人の励ましにより立ち直っていった話。新店舗に移転するときにお世話になった銀行、JC、同友会での勉強になったことの話。毎日、職場の教養を使って1日2回朝礼をしている。スタッフを大切に思い、接客から人生勉強になることは多くある話をされました。あと10年で東かがわは人口3万から2万人強になる。飲食店にとっては痛手だが、他の地域に出店するのではなく、来てもらう住んでもらう地域にするという話をされました。私も将来人口減少により保険代理店経営は厳しくなると思ってたので貴重なヒントをもらえた話でした。
≪感想:松浦清貴≫
現在に至るまでの経歴、それから、今、会社を経営するうえで、目指すところ、努力していることを話された。老舗の料亭濱田屋での修業時代は、未熟ゆえの驕りから多くの失敗をしたが、その度に先輩からの助言を頂いたこと、また料理人としての心構えを学んだ。5年間の修業を経て、福島の料亭に2年間就職、それから帰郷するのだが、気の緩みからか交通事故にあってしまう。生死をさ迷う瀕死の事故であったが、その事故により、今まで学んだことをあらためて実感することになる。縁の大切さ、人への感謝、自分の人生、仕事とは何か、命とは…。この東かがわ市に身を置き、今まさに一期一会における縁、人の喜びの為に仕事を通じて生きていきたいという内容であった。
≪感想:昌山晃一呂≫
【上原 養敏 会員】
高松の調理師専門学校を卒業後、紹介されたお店が、東京日本橋人形町の「濱田屋」、日本料理の下働きから初めて、5年間勤務、その後福島県郡山市の、しゃぶ亭「京香」を経験して、帰郷。7年前に味道源の権利を買って独立。これまでの経験から座右の銘は「1期一會」。黒毛和牛を下処理して、あらゆる部位を料理に生かす。価格だけの値打ちはある。配布された資料「味道源の接客魂」には、スタッフに向けてのメッセージが書かれています。その中で一番心に届いた言葉「・・・あなたが、味道源の仕事を通して、身につけた、接客の技術とおもてなしの心は、必ず、これからの人生の糧になります・・・」接客力を上げることの難しさ。まず心だよ。スタッフには、味同源で働いている誇りと遣り甲斐を与えたいと思います。味道源の経営理念とサービスに対する基本姿勢を聞かせていただきました。①オペレーション(基本作業)②アンティシペイション(事前察知)③リコグニション(顧客認知)④スペシャリティ(専門知識)⑤パフォーマンス(表現力)講話時間45分間きっちり使って、スライドで一部昔の写真などをお見せしながらの、実直で誠実な姿勢に好感を持ちながら聞かせていただきました。
≪感想:赤山芳隆≫
[会長の話]
昨年12月から経営の変わった三本松ロイヤルホテルで働く男性の話し。彼のお蔭で色々な所がキレイに整理整頓され 利用し易くなっています。コツコツと裏方の仕事にも精を出す彼にねぎらいの言葉を掛けられ際「自分の仕事の評価をもらえたことで、折れそうになっていた心が救われた」と。誰しも評価の無い仕事では やりがいを得る事が出来ない、経営者として従業員への心配りを忘れないようにしたいと思いました。
[上原さんの話]
調理師の専門学校卒業後 東京にある老舗の料亭で5年間の厳しい修業をされ更に2年お肉と和懐石のお店で修業を積み故郷へ。その後 生死をさまよう事故を経て、自分を見つめ直し、支えて下さった友人や知人への感謝から今日の繁盛店「味道源」があることを知りました。この3月から法人化されるという事で今後益々の発展されるのではないでしょうか。力強く講話される上原さんの姿に「ただの焼肉屋ではない」ものを感じました。そして、来週の新入社員歓迎会は「味道源」にしよう!と思いました。
≪感想:新居直子≫
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