2015.6/16(火曜日)モーニングセミナー感想

テーマ「ふるさとへ帰りたい~無知からの偏見・差別~前篇」

講師:徳島県ハンセン病支援協会 会長 十川勝幸


[十川様の講話]ハンセン病は、中学生の頃に話を聞いたことがあります。当時の事はあまり思い出せませんが、ハンセン病の方がここまでひどい状況で、人間社会から隔離されていたこと。また平成8年までそのような状況だったこと。また先進国である日本でそのような状況であったことなど、とても現実では考えられないことばかりで驚き、心が痛みました。これから、ハンセン病に対して、間違った知識を持った方がおられたら、それを正しく理解して頂くように努めるようにしたいと思います。

≪感想:兵江明展≫


【十川 勝幸 様】徳島県の福祉畑一筋の経験。県理事の時にハンセン病の事について光を当てたいと思う出会いがあり、今日に至る。今年75歳になる人とは思えないはつらつとした語り口、何のストレスもなくこの講演をすることが天職のように見受けられました。14年前からはボランティアとして啓発講演をしているという。ライ病と言われ、後にハンセン病と言われた経緯。ライ予防法が明治40年に出来、平成8年3月31日まで日本に存続した。この病気の悲劇をある患者さんの聞き取りした内容からお話しいただきました。12歳の時病院で、ライ病だと診断された時に一緒に行ったお母さんがその場で倒れた事。その夜は寝られなかった。夜中に県の人がトラックで迎えに来た。徳島駅からは屋根のない最後尾の貨車に一人乗せられ。大島までは、ポンポン船の曳船に一人乗せられ。大島では面接官から「ここへ入ったらな~一生出ることは無いんですよ」「お金を持ってるで~ 両替してあげる」それから以降の大島青松園での生活が始まった。入所してからの事など、人間の尊厳を無視されるような扱いを受けてきた、元患者さんから聞いた言葉を、こと細かくエピソードを話していただきました。後編は30日。

≪感想:赤山芳隆≫


 今朝の十川様のご講話を聴くまで、ハンセン病に対して偏った考えでした。私の幼少の頃はライ病と言われ、うつる病気だと知らされていました。正しく理解していないことにより、ハンセン病の人達に対して偏見や差別で傷つけてきたんだと思いました。12才で病気のため、親子との別れの話は涙が出ました。このことを一人でも多くの人に伝えていきたいと思いました。早速、我社の朝礼で話をしました。MSの帰り十川様とお話しする機会があり、後篇はこの人達が苦しい環境の中でも幸福を見つけ、感謝して生きているという内容だそうです。楽しみにしています。ありがとうございました。

≪感想:堀口ちづ代≫



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