テーマ「私だって幸せになりたい」
講師:NPO法人福栄なごみの会 会長 松下和子
[遠藤幹事の話] 妻の父が去年なくなったが、娘が自分と結婚してよかったのかと思うという妻と義父を想う遠藤さんのやさしさが伝わってくる話でした。
[松下和子様の話] 精神疾患ががんや糖尿病よりなる人が多いというのは驚きでした。うつ、アルツハイマー、アルコール依存、薬物依存など多くある。現代はストレス社会と言われているから多くの患者が出てくるのだと思う。また、自身の薬害で入院、グループホームを立ち上げるときの大変さ、一人一人の人権について話をされました。勉強になる講話でした。
≪感想:松浦清貴≫
(赤山 会長)甘党でお取り寄せをされるそうですが、叶匠寿庵の「あも」という和菓子の事を話されました。パッケージが美しく、しかも封筒になるようになっていたので思わず手紙を書いたところ丁寧な返事があったそうです。倫理の教えで返事はすぐに書くという実践を心掛けていてこういうご縁ができたと話されました。
(松下 和子
様)精神障害者の方々に対して自分が持っているイメージを考えながら聞いて下さいと始められました。現在、5大疾患の中で精神疾患が1位であり、薬の進歩で入院期間は短縮傾向にあるが、それでも長期入院の方はまだまだ多くいらっしゃる。そのような方々は健常者が当たり前に行う事もでき、まわりの無知、無理解で偏見や差別に晒されている事を改めて知らされました。当たり前の権利が当たり前に保障される社会の実現に向けて私達は何をすべきか考えて行動に移す事が求められる。一人一人が人権感覚を磨く事が大切と話されました。自分の身内に精神障害の人がいた場合、どのように助けて欲しいのか…そう考えて自ら行動しなければいけないと考えさせられました。
≪感想:遠藤正樹≫
【遠藤正樹 幹事】今週の倫理 268号のことばより。人が見ていないところこそ。あなたは生きている人を相手に仕事をしているんですね。そのご婦人は、「亡くなった人大切な人と共に生きています」と言われた。嘘をつくことが出来ない。嫁さんのお父さんが亡くなりました。亡くなったお父さんに対して、娘を嫁にやってよかったと思ってもらえるような生き方がしたい。真っ当に、正直に、亡くなった先祖や嫁さんの先祖に胸を張って生きて行きたい。そんな清々しいスピーチでした。
【松下和子 様】テーマ「私だって幸せになりたい。」-精神障がい者の人権回復への道―。スライドを使って説明。皆さんの精神障がい者に対するイメージは?精神疾患の原因。精神障がいなんて、私には関係ない?私の事(助産婦・看護師業務。社会不安障害。治験に参加。薬害にて入院。看護実習では解らなかった、入院して初めて分かった事。私の幸せは「したかったことをやりたい」「自分と同じように不安を持ち、社会で弱者と思われている人の力になりたい」「子供の成長にきちんと関わりながら仕事がしたい」「認めてもらいたい、私という人を」。ボランティア活動~法人設立へ。グループホーム設立の経緯。地域住民の反対。地域の人達からの反対意見。・・・・人間の幸せ:認められること。愛してもらう事。必要とされる事。ほめられること。眠れる喜び、耳が聞こえる、目が見える嬉しさ。三度のご飯が食べられる。小さな幸せを話されて終了しました。
≪感想:赤山芳隆≫
コメントをお書きください