テーマ「富国有徳の国づくり」
講師:衆議院議員 玉木雄一郎
議員生活約9年を振り返って、今日までの歩みを通じて実感・体感した反省点・問題点をベースに、政治家として今後のあるべき姿、目指すべき方向について語られました。「貞観政要」をしっかりと読み込むことを通じて、徳を積むことの必要性を痛感。改めて大蔵省時代、議員生活を通じて体感した価値観・方法論についても列挙されました。朝の街頭演説を9年間継続する中で感じる非効率の効率。役人時代のスタート時に体感した小さなことをきっちりすることの大切さ(凡事徹底)。心を強く持つには明確な使命(ミッション)が必要など。「どんな日本を作りたいか」の命題については、「豊かな有徳の一等国」を目指すべき、と明確な方向性を話されました。背景にあるのは、大平総理の「田園都市国家構想」で、21世紀版構想が今後の宿題と位置付けられました。最終的に、人づくりなしには国づくりなし。人づくりは最上の成長戦略。「道徳教育」と「外国語教育」がポイントで、「英語特区」の提案もありました。講話全体を通じて、しっかりとした筋立てと、政治家としての「理念」「使命感」を強く感じられる講話でした。
≪感想:橋本康男≫
【松井正純 会長】先日の台風のこと。初めての参加者紹介。講話者、玉木雄一郎さんの紹介。「主人をどうかよろしくお願いします。」と挨拶にこられた奥様の話。栞の説明。「明朗」「愛和」「喜働」そして「純情」すなおとよむ。「一筋の道」から、万人が一人の洩れもなく実践すれば幸福になれる。素直になることを引用して説明。
【松浦清貴 幹事】最近あった嬉しい話。三人目のお子さんを懐妊の知らせ。東かがわ市では一人目は3万円、二人目は5万円、三人目は10万円支給される。地元の幼稚園でも三人のお子さんを育てておられる家庭はたくさんありますと話されました。
【玉木雄一郎 議員】坂出市の倫理法人会に入会して9年目、東かがわ市で講話して9年。倫友の一人として倫理の学びは、心のガードレール、真ん中に戻してくれる。「富国有徳」の話、民主党政権が分裂は何が問題だったのでしょうか?「徳」が無かった。古典の「貞観政要:じょうかんせいよう」唐の時代、どのようにして安定して大国を治めることができるのか、帝王業の草創と守文といずれが難き(作るのと、維持するのではどちらが難しい?)創業の「陽」、維持の「陰」といずれも肝心。「十思」「九徳」宮廷が身につけなければいけない徳。徳とはどの様に生むのか、今を常に戒める。鏡・昔・人。自ら戒める人を近くに置いておく。9年間を省みて、迷いの連続でした、落選して悩み、当選して悩み、「人生に無駄なことはひとつもない」起こること全て意味が有る。「非効率の効率」一見非効率に見える事でも大事。三本松の交差点で高校生が通学するところで演説していた、その人が今は25歳。「凡事徹底」「MBAよりホチキス留め。」飲み会のセットできる気遣いの事。尊敬できる二人。白州次郎と大平正芳の事。小学6年生の卒業文集に「国連の事務総長になりたい」と書いていた。自分自身が立てた意思を明確にして(You only live once)心豊かな有徳の一等国、国全体の徳を上げたい。人づくりなくして国づくりなし。レジメをスライドで放映しながら、最後まできっちり広く中身のある話をされました。
≪感想:赤山芳隆≫
(松井 会長)倫理では全てをよしとするから、台風もよし。ただ、被害は無いにこした事はない。政治はずっと中立だったが、玉木さんの奥さんが挨拶にこられたときに一生懸命な想いが伝わり、それ以来、玉木さんを応援していると話されました。
(松浦 清貴 副専任幹事)3人目のお子さんを奥さんのおなかに授かったそうです。仕事もこれまで以上に頑張ろうと思うと話されました。
(玉木 雄一郎
様)非常に素晴らしい講話をいただきました。倫理は心のガードレール、人生のガードレール、それてしまいそうになった時、元にもどしてくれる…と始められ、徳を積む事の大切さをいろいろな角度からお話しいただきました。・人生に無駄なものは1つもない ・非効率の効率 ・凡事徹底・人づくり無くして国づくり無し(人づくりは最大の成長戦略)最後に倫理の中で苦難福門が一番好きである。たとえどんな事があってもにっこり笑う事が大切とくくられました。
≪感想:遠藤正樹≫
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